ツーリングバイクを探してるんですがどう選んだらいいですか?
by: 田渕 喬介

ゴールデンウィーク前からツーリングのお問い合わせは多かったですが

最中でもバイクを選びに来ましたという方が多いです

夏休み辺りにロングツーリングを・・・と予定している方で

前もって準備をしておこうという方が多いようです


(確かに夏前になると車体がメーカー欠品になりやすいので早めが良いです)

 

そしてツールングバイクと言ってもいろいろなジャンルの名前があったりして

それがどう違うのかが分かりづらい・・・と言うのもあります

そこでランドナーがどうとかスポルティーフがどうとかシクロクロスタイプがどうとか

と説明するのが一般的ですが

今回は全然違う軸で説明したいと思います

(が、あくまで20万円位までのメーカー車を初めての方が選ぶ上でという話です)
 

ツーリングマトリクス.jpg

 

という訳で上図のような謎の4象限マトリクスを考えてみました

基本的にどんな車体が向いているかは、ツーリングの仕方や使い方で決まってくると言うのは

自然な考え方だと思います

 

まず横軸の「スピード」か「積載量」かという基準ですが

これは大体タイヤの太さで見分ける事ができるしわかりやすいと思います

いわゆるランドナータイプの車体26x1 3/8(650)や26x1.5位の太さがあれば

サイドバッグ4つ付けても安心ですし

積載量が多くなくても安定感もありクッション性も良いタイプの車体になります

その分速さは損なわれます

GIANTのグレートジャーニーなどもこちらのタイプですね

00000079_l.jpg

 

それと反対側にあるのがスピードタイプ

タイヤが細め700x28とかが多いです

いわゆるスポルティーフタイプがコレに当たりますが

ツーリング車というカテゴリの中ではロードバイク寄り。

荷物は付けれますが軽めの物でフロントバッグと大型サドルバッグ位とか

タイヤが細すぎなければリアキャリアにサイドバッグ2つ程度という位の積載量

その代わりギアはロードバイクの物そのままが使われている事が多く

スピードも出しやすい

距離を走りたいという若い学生ツーリストさんはこちらのタイプになることが多いですね

GIOSのピュアドロップやBRUNO 700C TOURなどもこちらのタイプになるかと

tour700c_drop-l1.jpg

 

もちろんタイヤの細いランドナーとか700x45cのスポルティーフとかあれば

それぞれ今説明したのと逆の特性を持つ車体と言えますが

そういった車体が存在しないのが実情<注・フレームからオーダーする様なツーリング車の世界にはあるかもしれません>

(まあ、スポルティーフと言わずタイヤの太い700cのツーリング車はもっと合ってもいいと思いますが・・)

 

この横軸では積載量と1日当たり走る距離でどの辺りに落とし所をつけるかが決まってくると思います

フロントサイドバッグも付けてテントやキャンプ道具を持って走る方や

1330005331_27.jpgのサムネイル画像

日本一周や1ヶ月以上のロングツーリングの方

荷物は乗せないけどゆったりのんびりという方は図で言うと右側の象限でしょうし

1日100km以上のペースで走る人とかツーリング以外の時にスピードが出せるのが良い

という方なら左側の象限になるでしょう

IMGP1940.JPGのサムネイル画像

 

そして縦軸はSTIとWレバーというまさかの変速方法の違いを軸にしてみました

クラシックタイプか今風なタイプかというのでも良かったのですがぱっと見分かりにくいので具体的に変速方法で分ける手法を取ってみました

 

で、このSTI

IMGP6133.JPGのサムネイル画像

とWレバー

IMGP6496.JPGのサムネイル画像

の違いってそんなに重要か?という所なんですが

初めての方には結構重要なのではないでしょうか?

自分は両方のタイプの自転車に乗っていたのでどちらも使うのに違和感を感じませんが

ご案内しているとハンドルから一度手を話してレバーを操作するというのに

ハードルの高さを感じている方は少なくないようです

 

また、スピード出したい派の人にもWレバーは煩わしそうで

細かく変速操作が出来るSTIの方が有利です

ではなぜツーリング車がWレバーを採用しているかというと

構造がシンプルなのでトラブルに強いという点

また泥除けが付いているランドナーなどでヘッド抜き輪行が出来るようにする為

などが理由です

STIだからといって直ぐ壊れるという事はありませんが

ぶつけたり、倒したりして破損した場合

パーツ交換になることが多いので旅先ですぐ直すというのは難しいでしょう

 

そういった理由からツーリング車にWレバーが付いていることが多いです

 

そしてWレバーが付いているのはクラシックな雰囲気のものが多く

ランドナーやスポルティーフの様なタイプになります

一方STIのモデルは泥除けとかが付いていないモデルが多いですね

 

どっちが良いかは、ゆったりのんびり走る方ならWレバー(で十分という考え方)

スピード出して走るとか、取り扱いを簡単にしたいという事ならSTI

もしくは見た目でクラシックな方かロードに近いタイプを選ぶか

という感じになると思います。

 

 

普通は車体選びにフレーム素材であるとか輪行方法であるとか

フロントギアがダブルかトリプルかとか

もろもろいろいろな要素が関わってきますが

(もちろんそれも大事ですが)とりあえずこの2軸を元にざっくりと選んで見る

というのでもそんなにハズレではないと思います

 

もっとランドナーはこんな車体でスポルティーフはこんなんで・・・

という説明も可能ですが、

ご案内している限りだと専門用語が多くなりすぎるせいか

あまりお客様にうまく伝わっている感じがしないような気がしていたので

(自分の説明が悪いのかも知れませんが・・・)

敢えてざっくり2要素で分けてみました

わかりやすい!(のかな・・・)

 

ちなみにクランクがトリプルギアかダブルギアかでギア比の重い軽いの範囲がかわるのですが

自分も最近気づいた事で、8速9速用のスプロケットも32Tという軽いギア比ものが普通に手に入るという点があります

ギアがトリプルかダブルかで問題になるのが重い荷物を積んで峠を越える時に軽いギアがないと困るという事なんですが

トリプルギアの車体 例えばGIANTのグレートジャーニーだと

一番軽いギアはクランク30Txスプロケ32Tの組み合わせで30÷32=0.9375

これはクランク1回転で車輪が0.9375回転するという事でかなり軽いギア比です

これがダブルギアのロードバイクに多いギアだと34Tx25Tとなり34÷25=1.36となります

これをスプロケを一番軽いギアの物と交換すると34Tx32Tとなり34÷32=1.0625となります

かなりトリプルギアの比率に近づきました。

しかも現行のシマノ8段変速のクラリスや9段変速のソラのパーツであれば

変速機は32Tまで対応しているのでスプロケットと場合によってチェーンだけ交換すればOKという手軽さ

なのでダブルギアの車体でも有る程度軽いギアの車体にすることは出来るのではないかと思います

ですので凄い重い荷物をつけて峠ばかりを行く!とか出ない限り、
 
ギア比は後からでも十分軽く出来ると思います。

ただ脚力に自身がないとか登りで苦労をしたくないという希望があるのなら

普通にトリプルギアのものをチョイスするかクランク交換を前提にした方が良いかも知れません

ということなので、自分も最近までは荷物いっぱいあるならとりあえずトリプルクランクのものを!

とご案内することが多かったのですが、そこまで気にしなくてもいいのかも・・・?

ただ、坂をどれくらい登れるかというところは脚力や荷物量で大分変わるし

坂を登る辛さの感じ方も人それぞれなので一概に言えない所があるのが難しい所です・・・

 

 

さてこれで各象限を左上からA B C Dと分けていくと

ツーリングマトリクス2.jpg

A 【スピード・STIタイプ】

そこまで荷物を積まないスピードタイプ

グラフの左端にロングライド寄りのロードレーサーがあって

当店でよく販売している商品だと

BRUNO 700c TOUR

IMGP6597.JPGのサムネイル画像

RITEWAY シェファード  アイアン ドロップ

GIOS   PURE DROP

などがこのカテゴリ。

中でもPURE DROPはタイヤも太く積載量が多めでもいける感じですね

しかしフレームはアルミなので海外ツーリングをお考えの方は敬遠しがち。

 

B 【積載量・STIタイプ】

重量たっぷり積んでロングライドや

海外ツーリングもOKなSTIモデル

・・・・

って、この手の車体ってほとんど無いんですよね・・・

たぶんGIANTのグレートジャーニー

00000079_l.jpg

ルイガノのLGS-GMT

位しかないのではないでしょうか

あとはオーダーかカスタムするかという感じだと思います

ちなみに両者とも車輪径26インチです

先程も書きましたが700x38CとかのタイヤでSTIでトリプルクランク

クロモリフレームっていうツーリングバイクもあっていいと思うのですが

どこか作ってくれませんかね。結構需要があると思うのですが。

 

C 【スピード・Wレバータイプ】

いわゆるスポルティーフと呼ばれるジャンルがこれにあたります

ARAYA ディアゴナールやエクセラ スポルティーフ

IMG_4897.JPG

パナソニック OJD2やOSS5

PASHLEY CLUBMAN COUNTRYなどがこのカテゴリ

Aのタイプと同様タイヤが太ければ積載量は上がると見ていいです

細いタイヤのモデルでもホイールが貧弱すぎなければ

タイヤを太くして耐久性をアップさせるという事も出来ます

タイヤをどこまで太く出来るかはフレームの設計で決まりますので

有る程度限界はあります

 

D 【積載量・Wレバータイプ】

いわゆるランドナーと呼ばれるジャンルがこれにあたります

もっとも旅に特化した仕様。

ランドナーでも荷物をいっぱい積まずにフロントバッグ一つで

日帰りツーリングという感じで乗っている方もおられます(というかむしろ多いと思います)

ので、積載量多めのタイプだからといって荷物を積まないと行けないという事はないです

ただ、スピード出して走りたいという方には不向きということになります

ARAYA FEDERALやSWALLOW

MIYATA EIGERやEIGER PRO

IMGP2207.JPG

などがこのカテゴリに当たります

 

という感じにツーリングバイクを4つの視点で分けてみました

書いているうちに長くなって分かりやすいのか分かりにくいのか

自分でもよく分からなくなってしまいましたが

ツーリングと一口にいってもハードな長旅からまったり日帰り系まで

人それぞれ思い描いているツーリングは違うはずです。

その人それぞれのツーリングバイクが見つかる参考になればと思います。

 

そして、環八R1店ではツーリングコーナーに力を入れています!!

各種ツーリングバイクやアイテムも充実しておりますので

是非、ご相談ある方はお気軽にお問い合わせください!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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