【旅日記】北秋田の長山探訪ツーリング 2011 その2
2011-09-05記
(この記事は、その1の続きです)
一日目
今回は、ブロンプトンのM3Lをさくっと畳んで輪行。
地元から、秋田新幹線、秋田内陸縦貫鉄道と乗り継ぐこと約6時間半・・・
阿仁合駅着
飛行機でもなければ、秋田はまだまだ近くないなぁ、と感じました。
余談ですが、秋田内陸縦貫鉄道は、地方ローカル線のご多分に漏れず利用客減で苦しんでいます。
が、普通列車にも車内販売が回ったり、女性車掌が沿線の魅力を解説してくれたり、何かと頑張っていて、応援したくなる鉄道です。
沿線は、古き良き山村風景、田沢湖、大覚野峠、マタギの里、熊牧場、自給自足する秘境、紅葉、樹氷、温泉、馬肉丼・・・と、魅力てんこ盛り。近年では、韓国ドラマ「アイリス」ロケに駅や車両が使われ、話題となりました。
ツーリングプランのひとつとして、イチオシ!機会があれば、是非訪れてみて下さい。そして、秋田内陸線に少しでもお金を落として下さい(笑)
以上、ささやかな秋田内陸線の応援でした!
・・・すみません、本筋に戻します(汗)
宿で軽く昼寝したら、灯篭流しの会場へ出かけます。
ここで、ある人と再会を果たしました。
2004年、初めてこの地を訪れたときに出会ったMさん。
ちょうどこのとき、MIYATAのMTBで犬の散歩をされていました。
話しているうちにすっかり意気投合してしまい、なんとご自宅に泊めて下さったのです。
自転車で旅すると、「あ、この人、旅人だ」ってすぐに分かってもらえるので、出会いが起きやすいんですね。自転車旅の偉大なメリットのひとつだと思います。
Mさんとは2年半ぶりの再会。事前に来秋日程を手紙で送ったのが功を奏しました。
とても元気そうで、じわ~っと、嬉しさがこみ上げてきました・・・!
阿仁川のほとりで、Mさんと乾杯しながら灯篭見物。
奇縁の成せる不思議なシチュエーションに、嬉しくもあり、妙な気分でもあり、何とも表現できない気持ちになりました。
灯篭流しは、死者の弔い行事。
100年前、長山家のラストサムライは、この地でどんな最後を迎えたのでしょうか。
弔いの気持ちも込めつつ、流れ行く灯篭を眺めていました。
100年後、玄孫(やしゃご)が自転車旅で阿仁合を訪れようとは、夢にも思わなかったろうなあ(笑)
灯篭流しが終わると、次は花火大会。
阿仁合はとても静かな山峡の町で、ホントにこんな山間で花火上がるのか?という場所。
どんな感じなのか楽しみに待っていると、川のすぐ対岸の森から、
ヒューーー~~~・・・・
ドーーーン!!!
大輪の花が咲きました!
音が山に反響するので、力強い!
周囲が暗いので、よく映える!
至近距離なので、よく見える!
の三拍子。
音の響きがすごく、たぶん山中の動物がびびりまくっていたことでしょう。
花火の合間に後援者をつらつら読み上げたり、「○○くん誕生記念」花火や「○○さん追悼」花火を上げたりと、ローカルな雰囲気がまた泣かせます。
メジャーな花火大会のような派手さは無いかも知れませんが、みんなで作り上げた感あふれる、温かい花火大会でした。
うたかたの夢は終わり、現実へ。Mさんと再会を約して別れました。
とても優しいMさん、会う度に心に響く言葉を残してくれます。
今回のお言葉は
「春が、もうちょっと遅く来てくれたら良いのになぁと思うときがあるんだ。春になると、活発になって忙しいだろ」
春を待ちわびる常識を、覆す発言!
人によって受け取り方は異なるかと思いますが、例えば、今もし心が寒くて、暖かい春が早く来ないかなぁ・・・なんて思っている方は、こんな風に考えてみてはいかがでしょうか。
Mさん、また元気にお会いできることを、楽しみにしております!どうか、いつまでもお元気で!!
結局、この日の走行距離はゼロ。今回はサイクリング(走行)ではなくツーリング(旅)ですから、肩肘張って走らなくたって構わないのであります。
つづく
長山 靖